家が建つまで

造りについての仕組みがわかったら、

家が建つまでの流れや行事などについて知っておきましょう。

■ 家を建てる土地を決める

住宅を建てる場合、まずは建てる土地を検討しなくてはいけません。これまで住んでいた住宅の建替え、持ち土地への新築以外の場合は希望の条件に合った土地を探すところから始まります。建てる土地が決定したら家を建てる準備に取り掛かりましょう。

■ プランニング

施主様のご希望に合ったプランを作成する為、当工務店では家族皆様のご意見を伺いたいと思います。

「一生に一度」と言っても大袈裟ではない大きなお買物。後悔しない為にも、施主様のご要望に出来る限りお応えできるよう、

頑張らせていただきます。プランニングをする際に、施主様のご予算についても相談させていただきます。

施主様からお聞きした内容をもとに、何通りかのプランを提案させていただき1番気に入ったプランを選んでいただきます。

当工務店では、プランニングの使い回しはいたしません。お客様ひとりひとりに合った、お客様の為だけのプランを考えご提案いたします。

■ お見積・ご契約

間取りや外観などのプランが決定したら、決定したプランをもとにお見積りをさせていただきます。

仕様なども確認しながら、施主様も当工務店も、お互いに納得した上でご契約出来るよう頑張らせていただきます。

■ 地鎮祭

地鎮祭は工事着工前に行う儀式で、土地の神様を祀って、神主さんによって土地を清めてもらい、工事期間中の無事故や建物が無事に完成するように祈願します。地鎮祭には施主様と当工務店の担当者が出席します。日程は神主さんの都合を伺い、両者で話し合い、お盆やお彼岸の入りから明けまでを避けた、大安か友引の午前中に行うのが良いとされています。

一般的には、その土地の氏神様となっている神社に依頼します。 

■ 地盤調査・改良

基礎工事を始める前に、専門の業者に依頼して建物を建てる土地の地盤を調査します。また、調査の結果により必要に応じた地盤改良を行わなくてはなりません。地盤調査とは、その地盤の上に建物を建設できるかどうかを判断するために、地盤の強度を測定することです。調査は、地面の一部にロッド(鉄の棒)を打ち込んだり、ねじりながら掘り進めたりして行われ、その時に必要とした力をもとに地中の構造を把握します。この調査結果によって、地盤改良が必要かどうかと、必要な場合どのような方法がコスト面・安全面でも有効かを検討します。

■ 基礎工事

現場の設計図(配置図や平面図)をもとに、建物の位置や高さ、水平などを決定します。すべてが決定すると地盤の掘削が始まります。その後、砕石が敷き詰められ、機械加圧によって締め固められ、捨てコンクリートの打設、土間コンクリートの打設、布基礎の打設といった工程で工事が進みます。建物の基礎は、建物全体を支える重要な部分です。鉄筋の太さや配筋、コンクリート強度などを考慮して安全を確保できる工法で行います。

■ 墨付け・刻み・加工

現場で基礎工事を行っている間、工場では当工務店が自信を持って紹介できる職人たちが、土台や柱、梁などを1本1本心を込めて丁寧に墨付けし、刻み・加工を行っています。この工程は大工さんと呼ばれる人、全員が出来る技術ではありません。きちんとした修行を積み、長年の経験と知識を持っているからこそ出来る職人技です。

当工務店では、この刻み・加工といった技術を大切にし「木」そのものの良さを生かした家造りを第一に考えております。工場一括で行うプレカット技術では出来ない家造りをお見せいたします。

■ 土台敷き・建て方

基礎工事が終わると、本体の大工工事が始まります。土台や柱といった建物の構造体となる大事な部分の工事です。

現場で基礎工事を行っている間、当工務店の職人が長年の経験で培ってきた技術で、土台や柱など1本1本心を込めて刻み、加工したものを現場で組立て形を作っていきます。

■ 上棟式(棟上げ・建前)

土台敷き・建て方を行い屋根の骨組みが出来て棟が上がると、上棟式(棟上げ・建前)が行われます。

上棟式とは、建物の新築の際に行われる儀式で、棟上げ、建前、建舞などとも言われます。竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、施主様の家族や親戚、近所の方やご友人など多くの方がお祝いにいらっしゃいます。まず、他の祭祀と同様に修祓・降神・献饌・祝詞奏上が行われ、次に上棟式特有の儀礼として、曳綱の儀(棟木を曳き上げる)、槌打の儀(棟木を棟に打ちつける)などを行い、その後、餅まきが行われます。最近では、餅まきなどの行事は省略される場合もありますが、当工務店では施主様とご相談の上、ご希望に沿ったやり方でお祝いしたいと思っております。

■ 大工工事・屋根工事・外壁工事

無事に上棟式を終えると、ここからは、どんどん家の形がわかるようになってきます。

大工工事に平行して、屋根工事や外壁の工事も始まります。この頃には建物の外観が見えてくるので、施主様もマイホームのイメージが掴めるようになってくるのではないでしょうか。大工工事に関しては、内装工事が始まってしまうと見ることが出来なくなってしまう構造体の様子がハッキリとわかる貴重なときです。実際に見学してみたい場合は、安全を確認してから当工務店の担当者がご案内いたします。タイミング次第で、現場で鉋をかける様子などが見れるかもしれませんので、お楽しみに。

■ 内装・仕上げ工事

内装・仕上げ工事が始まると、いよいよマイホームの完成が近づいてきます。この頃には、部屋の広さなどもわかるようになるので、入居後使用する家具選びをするなど楽しみも増えてきます。当工務店の担当者と一緒に、壁紙の色や柄、配色などについて決めてから仕上げ工事に入ります。施主様の思い描くマイホームを、ご相談ください。精一杯、お応え出来るよう頑張らせていただきます。

■ 完成・引渡し

すべての工事が完了し、ハウスクリーニングをしてからお引渡しとなります。引き渡し後の、アフターフォローもお任せ下さい。